和尚のひとりごと№1240「第五願 宿命智通願」

和尚のひとりごと№1240「第五願 宿命智通願」

 

第五願 宿命智通願(しゅくみょうちつうがん)

 

設我得佛國中人天不識宿命下至不知百千億那由他諸劫事者不取正覺

せつがとくぶつこくちゅうにんでんふしきしゅくみょうげしふちひゃくせんのくなゆたしょこうじしゃふしゅしょうがく

 

たとい我(われ)、仏を得んに、国の中の人天、宿命を識らず、下、百千億那由他の諸劫の事を知らざるに至らば、正覚を取らじ。

 

【言葉の説明】

那由他  梵語nayuta(ナユタ)の発音を漢字に当て字したもの。10万とも10兆とも訳されている。百千億那由他となれば具体的な数では表せないこと意味している。

 

劫  時間の単位で天文学的な長さを表している

 

【現代語訳】

私が仏となる以上、私の国土に住む人々や天人が、過去世を知ることがなく、少なくとも百千億那由他諸劫もの永い過去世の出来事について知ることができないようであるならば、私は仏となるわけにはいかない。

 

自分の過去(前世)を知ることによって、なぜこのような生き方をしてきた現世の自分がわかり、自分を省みることができる。

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房)

 

参考文献 

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

無量寿経 (注解者  阿満利麿  筑摩書房)